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九十九里浜、このままでは30年後、浜が40メートル後退と推定される [千葉県ニュース]

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 千葉県の「九十九里浜浸食対策計画」が動き出した。北は旭市から南は一宮町まで9市町村にまたがる総延長約60キロの砂浜全域に養浜工事などを施し、幅40メートルの砂浜確保を目指す壮大な計画で、総事業費は約340億円。一帯では1970年代以降、砂浜の浸食が続いており、国内屈指の知名度を誇る九十九里浜の砂浜を取り戻す。【秋丸生帆】



 県河川整備課によると、2020~49年に旭市から一宮町までの海岸に毎年計約9万立方メートルの砂を搬入して砂浜を厚くする。同時に砂の流出を抑制する人口岬「ヘッドランド」や波を弱める離岸堤などを計18基整備する。今月7日、砂浜の浸食が顕著な匝瑳市や白子町などで工事を始めた。
 九十九里浜は、銚子市から旭市にまたがる屏風ケ浦といすみ市の太東岬沿いの崖が浸食をうけて放出される砂によって砂浜が形成されていた。ところが、戦後の高度成長期、国土保全のためこれらの崖の浸食対策工事を実施したことで1970年代から徐々に砂が運ばれなくなった。その結果、匝瑳市の野手海岸や白子町から大網白里市の白里海岸では、これまでの約半世紀で最大約90メートルも砂浜が後退。このままのペースでは30年後にはさらに最大約40メートル後退すると推定されている。

 九十九里浜は国内有数の遠浅の砂浜海岸。夏の海水浴客だけではなく、波の多いシーズンには多くのサーファーが訪れ、イワシやハマグリなどの水産資源の宝庫としても知られている。同課は「海の環境の予想は難しく、モニタリングを続けて工事の効果を測定しつつ、柔軟な対応を心がけたい」としている。
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